こんにちは。
メディカルフィットネスクラブ武蔵境の中村です。
朝晩は涼しくなり、秋が近づいてきたなぁと感じますね。
私は金木犀の香りが好きなので、これからが楽しみです!
さて、皆さんは「老化防止の為に抗酸化作用のある~」「抗酸化作用で美肌に」など“抗酸化”という言葉を聞いたことはありますか?
“抗酸化作用”とは何なのか、身体に必要なのか…抗酸化作用についてお話したいと思います。
私達は酸素を利用し、生命を維持していますが、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることがあります。
それを活性酸素と言い、哺乳類では取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。
活性酸素は、体内の代謝過程において様々な成分と反応し、過剰になると細胞を傷害し、ガン、心血管疾患、生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。
しかし、白血球から産生される活性酸素の中には、体内の免疫機能や感染防御の重要な役割を担い、細胞間のシグナル伝達、排卵、受精、細胞の分化・アポトーシスなどの生理活性物質としても利用されるものもあるので、“活性酸素=体に悪い”という訳でもありません。
体内で活性酸素が許容量以上に産生されることが問題になります。
そこで体にはバランスを保つよう抗酸化防御機構が備わっており、活性酸素の産生を抑制したり、生じたダメージの修復・再生を促しています。
抗酸化作用は体内の活性酸素が増え続けないようにし、病気の予防の為にも必要であることがわかりましたね。
体の抗酸化には体内の抗酸化防御機構に頼るだけでなく、抗酸化物質を摂取することも大切です。
抗酸化物質は活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える物質のことであり、食事から摂取することができます。
ビタミンA・C・Eやポリフェノール、カロテノイドなどが挙げられます。
例えば、緑黄色野菜、果物、ナッツ類、甲殻類などに多く含まれています。
体の中と外からの抗酸化作用により健康を保ちましょう!
また、活性酸素を減らすだけでなく、増やさない意識も必要です。
活性酸素は喫煙、暴飲暴食、ストレス、紫外線でも増加することがわかっています。
これらはご自身で注意できることもあるので、気を付けたいですね。
お食事や生活環境を見直し、身体が錆びつかないよう、抗酸化を意識してみましょう!
新型コロナウイルス対策をしてお待ちしております。
健康管理・身体管理で不安がある方や、ご不明な点がある方は、気軽にご相談くださいね。
参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html(厚生労働省e-ヘルスネット)