皆さんこんにちは。
メディカルフィットネスクラブ武蔵境の菊池です。
本日は「肋骨を動かそう」というお話です。
先ずは、なぜ肋骨を動かすのかというお話をしていきます。
肋骨は肺や心臓を覆う、籠状の骨であり
上半身の約半分を占める大きな部位でもあります。
それだけ大きな部位なので、当然様々な動作にも関わりがあります。
代表的なのは呼吸ですね。
呼吸というと肋骨の下部(横隔膜)の動きをイメージしますが
それだけでなく、肋骨の上部や背中側も広がって動く必要があります。
肋骨(正確には肋骨周辺の筋肉)が固っていると
呼吸が浅くなり、疲れやすさや姿勢の悪化にも繋がっていきます。
他にも、腕を動かす、身体を丸める伸ばす横に倒す、
左右に捻るなど様々な動作に関わっています。
肋骨を動かす必要性、感じていただけましたかね。
では、本題に入ります。
どのような事をして肋骨を動かしていけば良いのか。
ずばり、手で動かしてあげましょう!
やり方は簡単です。
座りながら、両手を肋骨に当てます。
手で肋骨を前後左右、上下に動かしたり、捻ったりしてみましょう。
特にオススメなのが、斜め前方向に押す、斜め上に持ち上げる、です。
強く押すと痛める可能性があるので、持って動かすイメージでおこなって下さい。
座る理由は、骨盤を固定する為です。
立位で行うと、肋骨の動きを骨盤の動きで補ってしまう為
肋骨へのアプローチが不十分になります。
なので、座っておこなって下さい。
やり方は以上です。
やっている最中に固さがあったり、やり終わった時に
呼吸のしやすさや上半身の動かしやすさが出ている場合は
普段、肋骨周りの活動が落ちているサインです。
是非定期的に動かしてほぐしてあげて下さい。
本日は以上です。ありがとうございました。