皆さんこんにちは。
メディフィットネスクラブ武蔵境の菊池です。
本日は「腹圧」についてお話ししようと思います。
腹圧、聞いたことがありますか?
腹圧とは、横隔膜から下の空間(内臓がある空間)の内圧を指します。
疲れにくい良い姿勢を作るにも、スポーツで力を発揮するときにも大事な要素です。
今回は良い姿勢のために日常生活で意識していただきたい
腹圧の話をしようと思います。
まず、なぜ腹圧は大事なのでしょうか。
例えば、ペットボトルを想像してください。
潰れている=腹圧が抜けている状態で「脆く、不安定」です。
そこに空気を送り込むと膨らみ筒状になります。
筒状=腹圧が入っている状態で「頑丈で、安定」しています。
人間の身体も似ています。
腹圧がちゃんとかかると、呼吸をするだけでも筒のように安定した姿勢を保てます。
腹圧が抜けていると、丸まったり反ったりした潰れた姿勢になります。
その状態は、呼吸が浅く、疲れやすいですし、不安定で力も出にくいです。
支えがない状態なので怪我や痛みも出やすいと言えます。
何となくイメージはついたでしょうか?
では腹圧を意識・維持するためにはどうしたらよいか。
それには「ドローイン」と「呼吸」を使いましょう。
やり方は簡単です。
①首、胸、肋骨、背中、お腹を手で優しく撫で、余計な緊張を取ります。
②きついズボンを履く時をイメージして下っ腹を引っ込めてください。
③お腹を引っ込めたまま、胸を開いて膨らませるように呼吸をしてください(胸式呼吸)
上手く腹圧が入っていると、呼吸をするたびに背筋が真っ直ぐ起きてきます。
頑張っていないのに姿勢が良くなりますし
呼吸も楽に深くおこなえるので
とても気持ちの良い感覚になります。
*息を吐いた時に、身体が丸まってしまう場合は腹圧が入っていません。
再度②を実践して下さい。
これをこまめに実践するだけで日常生活を過ごすのに
十分な腹圧のかけ方が身につきます。
立っている時、座っている時、歩く時など意識してみて下さい。
次回は、この腹圧を強化するためのお話をしたいと思います。
本日は以上です。ありがとうございました。
【週1回、2ヶ月で、姿勢を良くして動きやすい体を手に入れる!】